Archive for 06受講者諸君へ

韓日6大学共同セミナー2005

かつてスピナビにあった動画がダウンロードできなくっているので、こちらから配信させていただきます。

何のために大学に行くのだろう

2009年度・2010年度の『知のナビゲーター』(大正大学教員紹介)に掲載した学生向けメッセージです。
——-
もし数ある講義の中で、一つでも興味を持って自分から関われる科目があれば、そんな素晴らしいことはない。利害も関心も体験も共有することなど必要とされない、この相対化された世界で、同じ関心を持った者が週一回でも定期的に同じ時空間をともにして、さらに共に学び、共に同じものを見、共に語ることができれば、それは奇跡に近い。プロを目指すバンドの練習や本番前の舞台の稽古に近い、もっと言えば恋人たちの濃密な時空間に匹敵するだろう。
専門的な知識や情報を得たり、資格を目指したり、モラトリアムを過ごしたりと、諸君はいろんな目的をもって大学にいる。しかし知識や情報の多くは、そして資格のいくつかは大学に足を運ばなくても得ることができる。それでもなお大学に行くのは、同じ関心を有する仲間との何かを求めるためだと思う。教員として、そうした講義を提供したいし、それを求めて私の講義に集ってほしい。
もう少し押しつけがましく言うと、重要なことは、その何かを求めて動くことだろう。教室も、喫茶店も、飲み屋も、箱はたくさんある。しかしそこに共有する何かがないのが残念だ。いくら教員がその何かを提供しようとしても、それは所詮与えられたもの、せいぜいきっかけにすぎない。自ら動ける学生を、私は自律の観点から「立派だ」と評価している。共有できる何かを求め、その環境を自ら創造できる場、あるいはそうした力を養う場が大学であると思う。

今期最後の教室

本日で講義はおしまい。今期、最後にあたったのは聖心女子。正確に言うと、講義は先週の月曜日で終わっていて、今は試験期間。でも最後のまとめというか、あと30分ほど喋りたいことと提出物があって、ほとんど誰もいないキャンパスに出向く。講義というより茶話会という感じなので、ケーキを買っていったら、受講生のお母様が手ずから焼かれたケーキが用意されていて、、、、正直、負けた。
この講義、比較文化宗教学演習といって、3年生に卒論計画書作成を指導するもの。5名の少人数に講義補助(TA)までついて、いたれりつくせりである。卒論に特化した演習って、僕が知る限り、ここだけである。研究計画書の最終提出もしてもらったが、さすがに1年間かけ何度も書き直しただけあってずっしりと重い。いろいろな大学で卒論廃止の議論がなされている。就職活動に支障をきたすからとか、別に学者になるわけじゃないのに卒論書かせてどうするとか、卒論が書けないというのが、その理由だろうか。
「恋愛と受験は両立するか」「部活とは?」みなたいな幼稚な議論だと思う。要は就活でうまくいき、卒論も立派なものが書ける、そうすれば学者になるとかならないとかという極小的な話ではなく、立派な大卒であることに間違いない。教員はそういう指導をすればいい、、、、と自戒を込めて思った次第である。
色紙にお菓子、サンキュウである!

「自分の頭で考える」だそうだ

昨晩から卒論指導について、思いをめぐらせている。今年度は本務校の担当は実質ゼロだが(昨年は17名! 僕の卒論指導人数は隔年で大きく増減する)、他校であずかりの学生がいるので、手を抜けない。流儀も異なるので、その辺から詰めていかねばならない。
そんな中、NHKの朝のニュースで外山滋比古『思考の整理学』の特集をやっていた。整理が得意ではない自分としては耳が痛いので、テレビを消そうと思ったが、つい見てしまった。そして卒論を書くうえで極めて示唆的な話だった(研究者にとっては、似たようなことは誰もがやっていると思うが)。
彼は50年間、定期を買って皇居周辺を2時間散歩しているそうだ。そこでメモを書き、家に帰り、メタノートと呼ばれるノートに書き写し、、、ということをやっているらしい。テレビ画面に映し出されたノートには「研究」何とかと書かれていた。つまり常に研究や論文のことを考えているのだ。しかも1日2時間はそれに集中している。インタビューで彼はこう言ってもした。
「本を読んでもメモをとっても、本の通りなんですね。でも一ヶ月もすると忘れてしまう。そこでメモを見て、本のことを書こうとすると、自分の解釈が出てくる。熟成されてくる。」
けだし名言である。
調査でも、文献でも、終わった直後は人の話や本の受け売りで終わってしまう。卒論でいえば、「こんなん見てきました、聞いてきました」とか、「本に、論文にこんなん書いてありましたんでまとめました」という感じで、多くの卒論はそんもんで、それは論文ではない。ところが1ヶ月それについて思考を持続すると(彼は毎日散歩しつつ、それをしている)、だんだん熟成してきて、自分の言葉で語れる=自分の考えが出てくる。戸山先生は「発酵してくる」とか「熟成してくる」と言っていた。凄くよく判る。「もうちょっと、その案をもんでみて」なんて表現もよく職場では使うね。白菜にタレ揉み込み、キムチを熟成させる感じかな。元に戻って、逆に言うと、思考を持続させないと、言葉を熟成させないと、自分の言葉にならない。
卒論指導のメールで昨晩、僕は「四六時中、風呂に入っても、卒論を意識しろ」「考察部・結論部は、考える力が問われる」「数百字を書くのに1週間」「数日休んだら、元の「論文モード」に戻るまで数日かかる」と書き送ったのだが、戸山先生の話は、そういうことであろう。特集のテーマは「自分の頭で考える」で、これは何も卒論や研究だけのことではない、プラクティカルな知恵だと思う。
さぁ、僕も原稿書くか、、、(その前に『思考の整理学』買わなきゃ)

花見―開花予想発表!

3月27日に開花と気象庁からの発表がありました。毎年恒例の花見は3月30日(日)か4月5日(土)を予定しています。
過去の花見情報はここ

4・1お花見闘争

今年もお花見闘争委員会より、お花見闘争の招請状が掲示板に書き込まれました。幹事は人間科学科からやがてお笑い界に旋風を巻き起こすであろう小山塾の塾長のたか坊と♪マッキィー。
掲示板の案内は例年通り、共産趣味者的テイストになっていますが、怖くありませんので、皆さんの参加を呼びかけます。参加表明・質問などはこのブログではなく、掲示板にお願いします。

受講者諸君へのメッセージ←ここをクリック

■知のナビゲーター(大学の教員案内)←NEW!
2005年度
2004年度
2003・2002年度
■集中講義
IP・応用社会実践?(大正)
■卒業論文(不定期)
参考文献一覧を作ろう
2004年前期以前のスケジュールなど
オフ会
■2006年度前後期の週間スケジュール
月・1・NCC基礎論?(大正)
月・4・宗教社会学演習(國學院)
月・6・宗教社会学演習(國學院)
火・1・人間探究(大正)
火・3・基礎ゼミ?(大正)
火・5・オフィス・アワー(大正)
火・6・オフィス・アワー(大正)
火・7・宗教心理学(大正・院)
水・2・宗教学(慶應)
金・1・テーマ研究(大正)
金・2・テーマ研究(大正)
■2005年度前後期の週間スケジュール
月・1・NCC基礎論?(大正)
月・3・宗教学(慶應)
月・5・宗教社会学演習(國學院)
月・6・宗教社会学演習(國學院)
火・3・基礎ゼミ?(大正)
火・6・宗教心理学(大正・院)
木・1・テーマ研究(大正)
木・2・テーマ研究(大正)
金・5・オフィス・アワー(大正)
金・6・オフィス・アワー(大正)
金・7・人間探究(大正)
■2005年度前期の週間スケジュール
月・1・NCC基礎論?(大正)
月・3・宗教学(慶應)
月・5・宗教社会学演習(國學院)
月・6・宗教社会学演習(國學院)
火・3・基礎ゼミ?(大正)
火・6・宗教心理学(大正・院)
木・1・テーマ研究(大正)
木・2・テーマ研究(大正)
金・5・オフィス・アワー(大正)
金・6・オフィス・アワー(大正)
金・7・人間探究(大正)

元受講者のサイト

網羅していません。さっと判る範囲で作成しました。慶應の諸君のものは、K☆Brosにリンク集があるので、それで代表させました。「オレのがねーじゃなーか」とか「勝手に載せるなよ」という文句は、小生まで頂戴ね。
■大正
菜摘部屋。
★就活論2006^−^編集長★の、独り言★
トンネルぬければ夏の海
FROM CRESCENT
とらぶるべる見てある記
ティダンの光
舞的真実・軽松生活
そういうこともあるさ
樹海の森
気ままなつぶやき
■法政
飯田橋シネマ通り
■慶應義塾
K☆Bros
■國學院
神祇院
黒蝶会

テーマ研究2006受講者ブログ

へっぽこ合氣道家の家
field notes
カマンベールチーズ同好会
こず屋
小春日和
ひねくれ日記
ナガジョー日記
MAYA HOME
腹痛日記
ぷろっぐ
剣坊庵
冷たい月の陽炎 ETERNAL/Fate+
ちびあや日記
初心者ページ
めぐり・めぐる

大学で禁句にしたいフレーズ

毎年、大正大学が発行しいてる教員の自己紹介の06年版の原稿を書きました。「こういうことを書くと誤解されるからヤメロ」とか「あえて嫌われることを何で書くの」と言われるけど、この主張、サイトを持った時から掲げていることだからね。僕の主張を変えるだけの客観的な変化もないし、、、

Read more