Archive for 2003年12月31日

2003年12月

2003/12/31 Wed  大江戸 池袋南口店
池袋に4店舗を展開する回転寿司。

南口店は創作寿司が売り物。炙りトロとか、湯葉ウニとか、豚トロなんかがある。久しぶりに入って気づいたことは、店員の愛想が異常によいこと。

「はい、大晦日です。特別にお茶のみ放題でガリ食べ放題です」
「正月も営業って、、、、私は聞いてませーーん」
「ホール係の●●さん、今日は珍しく気が利きますね。早く帰りたいからですか」

みたいな一人漫談をずーっとやっている。
一昔前の回転寿司は、こわかったもんな。安いんだから黙って食って、とっとと帰れみたいな雰囲気すらあったもんな(特にセンター街の某店)。

思わず食が進んで8皿+ビール1つ。うっへーー、食い過ぎ。
ということで本年最後のB級グルメ日記でした。

2003/12/27 Sat  山本屋本店・山本屋総本家
名古屋で味噌煮込みうどんを食ってきました。
詳しくは3年ぶりに更新したB級グルメ日記・エッセイへ。

2003/12/25 Thu  大正・昭和の味―軍隊調理法
時々、B級グルメについて熱く語り合う、宗教情報リサーチセンター(RIRC)の研究員で、國學院の講師よりメールがきた。何でも彼がご奉仕している神社のサイトが、この度、めでたくYAHOO!に登録されたらしい。
さっそく検索してみると、カテゴリーは「戦闘糧食」。
・・・何だよ、戦闘糧食って。

その中でも彼が担当しているのが、大正・昭和の味―軍隊調理法だ。

見ると昭和6年に出版された『軍隊調理法』なる本のレシピに基づいて彼が調理・解説してる。当時の平均的な家庭料理とのことだが、目を通してみると、「肉饂飩」とか、「肉飯」とか、タンパク質が多そうで、やっぱり書名の通り軍人さん用食が中心。
「カルピス飲料」なんかは、僕が小さい時に愛媛の祖母がつくってくれた記憶が蘇ってきた。

B級かどうかは、ちと難しいが、注目したいのは、調理の場面の写真。「使用した食器は戦時中に陸軍で使用された実物です」はいいとして、メッキがはげた金属ボール、強固に油がこびりついたフライパン、周りか朽ちた木製まな板など、調理器具が何とも使い込んだ感じで(キッチン台やシンク、レンジ周りは小綺麗なのにね)、何だか他人の家の台所をのぞいている気分になる(って実際そうなんだけど、、、)。
所々に映っている、友の調理する手なども、本人を知っているだけに笑える。「味噌焼き」の際の、あの作業着、いつもRIRCで着ている服じゃないか。家でも着ているのか? 「北海道煮」で、身欠きニシンをひと晩水につけてもどし、たわしで片鱗を擦りおとす図など、堂々とした料理人だ。驚いたよ。

まぁ、そんな訳で祝YAHOO! 登録!!

2003/12/22 Mon  丸長
11時ジャストに、たまたま店の前を通りかかったら行列がゼロ。こんなこともあるもんだなぁと、妻子の制止を振り切って店内に突入(でも店内は一杯で、5分ほど並ぶ)。

年末ということもあって、店は活気あふれてた。「味濃いめ」コールが連呼されてたもんな。僕もつられて言いそうになったけど、ぐっとこらえて「コバチ、チュウ(=チャーシュー野菜つけ麺のタレをドンブリではなく小鉢に入れて、麺を中盛りしての意)」。

今日は丸長納めだな。麺もプリプリ、チャーシューも良い味出してて、うん、よかったよ。

2003/12/19 Fri  機内食
まさか1月に2回、エコノミー機内食について語るとは思わんかった。

バンコクへは全日空で行った。行きはハンバーグとシーフードクリーム煮からのチョイス。釜山に行った時JALでワインのクォーターボトル3本飲んだと、一緒に行った大澤に言ったら「記録を作りましょう」っておだてるもんで、今回は4本飲んだ(+ビール)。どうでもいいけど、最初っからウィスキーをオンザロックで飲むなよ、大澤よ。

帰りは放送で「夜食と暖かい朝食」と言った思ったんだけど、「夜食」とやらは、ナッツのおつまみだった。あとはワインを1本飲んだだけ。「暖かい朝食」はポテトとソーセージだったかな。いずれにせよ、どうでもいいメニューだった。エア・インディアでカレーを出してもらった方が良かったな、、、

今年の2月に奈良の春鹿酒造に見学に行った時に、「全日空は全クラス春鹿」と聞いて驚いたが、今回、確認するのを忘れてしもうた。まっ、いいか、、、

2003/12/18 Thu  気合いがはいっていのは
タイの人はお菓子には気合いがはいっているんだけど、酒には、、、

僕らが面食らったのはぬるいシンハービールのピッチャー。それを氷が入った(正確に言うと底の方が凍り付いた)コップで飲む。ちっとも冷たくならない。そういやぁ、ベトナムでもビアホイっていって、発泡酒に氷を入れて飲んだっけ。

もっと驚いたことはビール以外の酒をほとんど見なかった点。コンビニでもレジの後ろに恭しくウィスキーやブランデーが置いてあるけど、置いてあるだけって感じ。食堂ではビール以外の酒を見つけるのが困難だった。その辺は、ワインなんかをよく飲んだベトナムとは違っていたなぁ。

しかし排気ガスに燻されながら一日歩き通した後にめぐりあえた冷たいシンハービールの、何と美味かったことよ。

2003/12/18 Thu  高いか安いか?
バンコクねたでやらしてもらおう。

今回、同行した大澤が屋台にはまって、毎日のように屋台で食った。一番食べたものは麺だね。いわゆる黄色いラーメン状のもの、ビーフンみたいなやつ、きしめんっぽいの、、、まず麺を選んで、スープを入れるかどうかを指定して、トッピングを選ぶ。黙っているとつみれが入る。吊したチキンや焼き豚なんかを指さして入れてもらう。これで、だいたい30〜40バーツ。1バーツ3円くらいだから、100円前後。

もちろん日本人からすると凄く安い。ちなみに向こうでは缶ビールが1本25〜30バーツ。串焼きが5〜10バーツだったかな。だから焼き鳥でいっぱいひっかけて仕上げにラーメンてな具合で数百円かな。

そんな中でチェラロンコン大の客員研究が指さすのが、お菓子の値段。スーパーで箱に入ったチョコが100〜200バーツ。ラーメンの数倍の値段。決してお土産用ではなく、普通に食べる感じだ。お菓子にかける気合いが違うね。

2003/12/16 Tue  バンコクで食べたもの
とりあえず忘れないうちに記しておこう。

10日夜 夜中12時過ぎにプリンスホテルに到着。
    意を決して20分ほどペッブリー通りを西に歩いて屋台へ。
    ビールと麺(バーミー)でバンコク入りを噛みしめる。
11日朝 ホテルで目玉焼きとトースト。
11日昼 チャイナタウンまでバスで行き、屋台で麺。
    屋台の下の運河でツチノコかワニの小さいのを目撃。
    シーク教寺院でバンジャブから来た職員に気に入られ、
    信者食堂でいろいろとご馳走になりました。
11日夜 ペップリー通りでチキンとビールなど。
    初めてメニューがある店だった。
    帰りにホテル横の屋台で麺とビール。
12日朝 ホテル横の屋台というかリヤカーから魚カレー。
12日昼 タニヤ通りのショッピングセンターで麺。
12日夜 ホテル前のシーフードレストランでエビと魚など。
    ビール以外にウィスキーがあるのを見つけて飲む。
    夜中にホテル横の屋台でビールと串焼きと麺。
13日朝 ホテル前の食堂でココナッツ・カレー。
13日昼 インタビューに出向いた会合で日本食(ミニ懐石)。
    インターコンチネンタル・ホテルの日本亭。
    今回最高額の1人500バーツ(約1,500円)。
13日夜 シーロム通りの屋台で内臓系、空芯菜、ビールなど。
14日朝 ホテル横の屋台で麺。
14日昼 チェラロンコン大の日本人留学生と合流。
    東急デパートの食堂で揚げ焼きそばとビール。
14日夜 チェラロン大そばの市場2階の食堂で最後の食事。
    トムヤンクン、カニのカレー、魚のニンニク焼き、ビール。
    もう1品あって(失念)、かなり豪華な食事だったが、
    1人250バーツ。

2003/12/09 Tue  鐘楼
うー、、、忙しくって死ぬかもしれん。

家族でミカン狩り→慶応で子連れ非常勤→大正で子連れ卒論指導、こんな感じだ。
今日も朝8時台から学生指導→神田校舎に移動して講義→巣鴨に戻り卒論指導→合間を縫って事務処理とNHKの人のインタビューにつき合って→さらに夜の講義→卒論指導、、、明日は朝8時から卒論指導、2コマ講義、、、、
何でこんなに立て込んでるのかというと、明日からバンコクに行くから、卒論指導の学生10名に明日午前中に卒論提出させるためだ。そんな日の昼食は、やっぱ激辛だね。食べたのは水道橋の新装開店の鐘楼(ショウロウ)。

ここは刀削麺(トウショウメン)の店。上海で流行しているという、大鍋に麺の固まりを刀で削って投入するパフォーマンスが美しい、あれですね。前から食べたかった。担々麺を頂いたのだが、ほうとうのような極太麺は意外にもふにゃふにゃ。しかし汁が美味いんで許そう。辛さも丁度良い。余った汁に飯をぶっこんでオジヤにしてもイケル。

まぁ、久々のヒットかな。

2003/12/04 Thu  ヘジャンクックとソウロンタン
韓国恐るべし。

韓国にあって日本にないものは数多くあるが、僕は、その筆頭にヘジャンクックをあげたい。
韓国に行って何を食べたって? 骨付きカルビ? ケジャン? キムチ? そんなの日本でも食えるだろう。日本で味わえないもの、それはヘジャンクックなのだよ。

漢字で書くと「解腸湯」。文字通り腸を解かすスープ。言い換えると痛飲して弱った胃腸を癒すスープ。端的に言うと二日酔いの時に飲むスープ。

今回泊まったソウル観光ホテルの隣に清進屋というヘジャンクック専門店がある。24時間営業。いつも人で一杯。ヘジャンクック一杯5000ウォン(約500円)。
内容は牛骨ベースにセンマイなんかの内臓系+血のかたまり+クタクタになった野菜。実にあっさりしていて、それに塩とコショウ、キムチを入れて味を調える。具を食べて、残ったスープにご飯をいれて食す。実に美味い。本当に美味い。

僕は29日の深夜と30日の朝と、計2回食べた。かなり飲んだが、まったく快調そのもの。ガンガン仕事ができる。太●胃散とかソ●マックなんか比じゃないね(まぁ、そんな薬飲まないけど)。

どうして日本ではヘジャンクックの店がないんだろう?

あんまり気に入ったんで30日の昼もヘジャンクックを食べようとしたけど、まぁ、ほんの少しだけ路線を変更して、ソウロンタン。
これも牛骨の白濁スープに牛肉と野菜が入ったもの。やはり塩とコショウなどで味を調えて、最後に飯を投入。店のおばちゃんが、日本人の僕が正しくソウロンタンを食べられるか厳しく監視。「シオ! シオ!」とのご指導を仰ぎながら、もちろん完食・完飲。店のおばちゃんも嬉しそうだった。
そういえば29日の夕飯でも、大盛り海鮮スープを完食・完飲したのは、韓日研究者十数名のうち、僕だけだったな。われながらジュルジュルしたもんが好きなんだなと実感。

2003/12/04 Thu  機内食
今年3回目の韓国に行って来ました。
朝5:45の新宿発のバスに乗ってソウル市内に13:30に着く。
飛行機に乗っている時間は正味2時間。近いのう。

さて、ずばり言おう。エコノミー機内食は実にB級だ。
僕はエコノミー機内食評論家として一家言あるつもりで、まぁ、そのうち持論を展開するが、今回乗ったのはアシアナ。

行きは和風弁当。帰りはプルコギ丼。
特筆すべきはコチジャンが歯磨き粉のチューブみたいなもんに入っていて、それをひねり出してトッピングをすることだな。ちまちました料理にチューブからコチジャンをひねり出す姿は、正直言って滑稽だ。そこまでして辛くしたいか?

もちろん僕は最後の最後までひねり出してプルコギ丼にコチジャンをトッピングして食べたんだけどな。

3月は大韓、5月はJALに乗って、比べてみると、JALが一番だな。朝からワインクォーターボトルが出て、僕は着陸ぎりぎりまで粘って、3本飲んだもんな。大韓とアシアナはビールだけ。間髪入れずにお茶とコーヒーが出てくんで、何となくビールの追加も頼みづらい。

そんなに飲みたいんだったら成田で数百円出して買ってこいよと自分に突っ込みを入れつつ、あっという間に仁川空港に到着。

●ご意見・感想は掲示板まで。

味噌煮込みうどん―山本屋本店 vs. 山本屋総本家

ローカル食

 久しぶりにB級グルメ・エッセーを書くにあたって、池袋あたりのモツ焼きでお茶を濁すんじゃなくて、やはり本格的な取材をしなきゃということで、行ってきました名古屋(くんだりまで)。まぁ、本当は名古屋で開催された研究会にかこつけてなんだけどね。

 さて名古屋といったら、、、味噌カツ、ひつまぶし、きしめん、小倉トースト、、いろいろあるけど、今回食べたのは味噌煮込みうどん。

 こう書いて気がついたんだけど、上に書いたもんは、どれも全国区にならないなぁ。きしめんくらいかな、東京で食べられるのは。味噌カツもひつまぶしも、あるんだろうけど、東京じゃ、あまりお目にかからない。もちろん味噌煮込みうどんも。こんだけ食の標準化が進行しているのに、名古屋食はローカルに留まっている。

 、、、とグローバル化などについて思索しているうちに新幹線は名古屋に到着。味噌煮込みうどんと言ったら山本屋でしょうということで、事前のネットでの予習によると山本屋はどうやら二軒ある。一つは山本屋本店。もう一つは山本屋総本家。どっちにするかって? もちろんどっちもでしょう。まずは山本屋本店に。



山本屋本店

 行ってみて驚いた。何がって、あんた、値段ですよ。うどん一杯2200円。もう一回書くよ。うどん一杯2200円。もちろん温冷二種類のおしぼりサービスとか、飯・お新香食べ放題とか、鳥は名古屋コーチン、卵つきとはいえ、2200円はないでしょう。季節のうどん(牡蠣入り)は3200円。こりゃ、B級の値段じゃないね。店には飲酒目的はダメ(つまり、うどんを食べない客は入れない)というようなことが書いてある。観念して一番安い2200円のやつを注文。

 僕は10:53名古屋着ののぞみで着て、11時の開店と同時に入店したんだけど、すでに団体客が入っている。同じ車両にいたご婦人も入店している。手荷物が大きい客が多いところを見ると、何だ、みんな10:53に名古屋に着いて山本屋に直行か、という気がしてくる。次々に土鍋にグラグラと煮えたうどんが運ばれてくる。どうやら味噌煮込みうどんビギナーの団体客が一瞬引いたのを、店のおばちゃんが「ふたで麺をうけて召し上がって」と指導している。いい歳こいたおっさん(僕も含め)が紺色の前掛けをして、グラグラ煮えた土鍋から、おそるおそる麺を引き上げる姿は、なかなか滑稽だ。

 僕は味噌煮込みうどん3回目の中堅だけど、食べ方に関して次の2つのことが解決できないでいた。一つは卵を食べるタイミング。もう一つは飯を汁に入れて食べるのか、それとも汁をかけてたべるのかということ。今回はすでに店内一杯になった客の動向をうかがってみた。

 卵に関してはつぶしてうどんにからめて食っている客が大半みたいだったが、ご飯の上に黄身だけ乗っけて食べるのが実に美味そうだったので、僕も真似してみた。濃厚な黄身に甘辛い汁が絡んで飯にあう。これが正解だ。懸案の飯の処遇だが、やはり汁に投入している客は一人もいなかった。汁や具を飯にかけて食べている。汁に投入しておじやにして食べたら、さぞや美味いんだろうなと思いつつ、僕も具を乗っけ乗っけして飯をかき込んだ。で、飯とお新香のおかわり。うどんをおかずに飯二杯とは、何と偏った栄養だろうか、、、

 帰りがけにお土産コーナーを見て、再度、びっくり。土鍋が一つ1万6000円。もう一回書きますよ。土鍋が一つ1万6000円。もしかしてお湯をいれるだけで、長年の味がしみ出すというアレですか?



山本屋総本家

 翌日、研究会を終えて僕が向かったのは山本屋総本家。こちらは普通が850円。本店と同じ条件にするためには、カシワ(名古屋コーチン)と卵をトッピングして1250円。さらに飯を注文して+200円。本店の2200円には負けるが、うどんに1450円払うとはなぁ、、、

 総本家と本店との味の違いは、、、あまり感じられない。っていうか、味濃過ぎで、違いがよーわからんのよ。太め固め麺のコシとか、具の充実の度合いは、値段だけあって、本店の方に軍配があがる。前掛けも総本家は紙製、おしぼりも使い捨てのペーパータオルだ。よく見ると昼時なのに、客も少ない。高い方が有り難くって客は行くのか? 麺の量だけは総本家の方が多いみたい。

 一緒にいたA大学のI助教授が箸を取り替えてもらうように言っている。でてきたのは太さ1センチ近い真四角な極太箸。おおー、こんなもんがあったのか。これなら麺が滑らない。何でもエイズかO-157が問題となった時に木製箸を洗って使い回すのがいかがなもんかということで止めていたんだそうな。麺を食うにはよろしいが、飯を食うには不便なんで、結局は割り箸も使用。極太箸はお土産に頂戴してきました。薬味入れも50センチ位ある竹製の風格あるもの。今度はこの薬味入れを頂戴するからね。



取材を終えて家路に

 帰りに名古屋駅で少し時間があったので本店をもう一度のぞいてみた。行列をなしていた。みんな2200円のうどんを食うのか。名古屋の人は凄いね。僕はお土産(1万6000円の土鍋じゃなくて、麺の方ね)を買おうかと思ったが、一食580円なんで断念した。それに、もう当分、太め固めの麺はいいや。



 と思いつつ、家路についたら、我が家の夕飯はカレーうどんだった、、、、

 (しかも日テレ「美味しいラーメン屋さん! ベスト77」を見ながら)