Archive for 2005年6月30日

映画キッズ(2)

映画から人生やら、ものの考え方を学ぶ。当たり前といえば当たり前だ。価値観とか自己形成に関する講義をやっていると、いったい自分はどうやって自己形成し、何に影響を受けてきたんだろうと思うことがある。答えは結構明白で―僕のばあいも10歳代に観た映画だ。
父が映画好きで、わかりもしない小生学生低学年の僕を「アラビアのロレンス」や「カモメのジョナサン」なんかに連れて行っていたっけ。自分で初めて映画を観ようとして観たのが小学校6年生の時の「OK牧場の決斗」(1957年)。もちろんテレビでだ。電車の中吊り広告が印象的で、これを観ないと歴史から取り残されるんじゃないかという不安というか期待すらあった。物語は有名なワイアット・アープ保安官が飲んだくれのドク・ホリディ医師が組んで、クラントン一家を迎え撃つというもの。
実際、映画は面白く、最後の解説で、この決闘が実話だと知って、その夜、いろいろと考えた。多分、次の日もずーっと考えていた。何にも手がつかず、これは「OK牧場」の魅力というより映画の魅力なんだということに気がついた。
この日をもって僕の映画キッズとしての生活が始まる。中学生になって、クラスに映画好きが3、4人いたこともあって、毎日、どんな映画を知っているかということを競い合った。当時(1975年頃)は、すでに廃れていたウェスタンになぜか人気があった。
「OK牧場の決斗」で僕が感情移入したのは保安官ではなく、飲んだくれ医師だった。アウトローが格好いい。小中学生の男子生徒なら自然な感情かもしれないが、その後もジョン・ウェィンのようなマッチョよりも、「真昼の決闘」の老保安官や「荒野の七人」のブロンソンのような、どこかはずれた役柄に強く惹かれた。いずれにせよ映画を通して自分の中で「格好いい男」像が出来上がっていったといえよう。
そんな僕がタイトルからウェスタンと勘違いして観たのが、、、「真夜中のカーボーイ」。ここから映画キッズとしての大きな転換が生まれた。【続きを心して待て!】

2005年6月

■ 2005/06/15 Wed 千石自慢ラーメン
千石自慢が大学のそばにできた。正確に言うと、数百メール移転してきた。
せっかくだから入店。大盛りつけ麺を食べる。考えてみると千石自慢のつけ麺は初めてだ。
スープが美味い、香ばしいタレに豚骨スープがあう。ただ、麺がいただけない。多分、加水率が低いんじゃないか。ぷりぷり感が乏しく、何かごわごわした喉ごしだ。この店はつけ麺じゃなく、通常のラーメンだな。
店の雰囲気はいいし、また行くかもな。
■ 2005/06/13 Mon La Vineria(ラビネリア)
近所にあるイタ飯屋。300円のスパークリングが飲みたくて行ってしまった。
のれそれ(穴子の稚魚)のスパゲッティがお勧めというので食す。ぬめっとした、のれそれの食感がパスタに合うのぉ。
メニューを見ると「ナポリ風豚モツのピリ辛」とある。ナポリで豚モツを食うとは知らなんだが、イタ飯に内臓は欠かせない。出てきたものは、いろんな部位の入った煮込み。実に美味い。
思わず店の人に「美味しいですねぇ」と言うと、「実はウチの看板料理なんですが、、、モツというと、苦手な人もいて、看板料理になれないんです」とのこと。
何ぃぃ、モツを馬鹿にする客がおるのか。
そこで思い出したのは、「美味しんぼ」の確か1巻。和牛の素晴らしさに驚嘆しつつも、内臓を軽んじる日本人を軽蔑する外国人シェフがでてきて「日本人は肉の食べ方を知らない」みたいなことを言う一コマがあった。
本当に内臓は美味いと思う。それをわからんとは、嘆かわしい。何だかムショー腹がたって、スパークリングを4杯飲んでしまいました。
■ 2005/06/07 Tue GREAT INDIA
池袋北口のときわ通りにあるカレー屋。前から入ってみたかった。
カウンター10席のみにインド人らしき従業員2名。ちょうど交替の時間らしく、この店がテレビや雑誌に紹介される時のおきまりの儀式「客をどかしてカウンターをあげての従業員出入り」が見物できた。
さて、頼んだのはほうれん草チキンカレー&ナン。ナンはその場で焼くのが見られてトクした気分。カレー確かにほうれん草色だが、味は、、、やや単調。いずれにせよ脂が多すぎ。オレンジ色の油がかなりの濃度でカレーに混じり合っている。
店は、、、まぁ、小動物がチラホラ。隣の客が水だか、コップだかに難ありで、とっかえさせていた。ちょっと恐くなったんでビールを注文。グラスを使わずにあおることにした。まぁ、インドに行ったと思えばいいかな。

『軍鶏』20巻・21巻

本日は『軍鶏』の発売日だ。しかも20巻・21巻同時だ!
しかし見て驚いた。2色刷りで、かなり紙質が悪い。ページ数も少なく、無理矢理2巻仕立てにした感じ。しかも一冊550円。コミックとしては高いんじゃないの。
まあ、いいとして(全然良くないんだが)、物語は少年A“リョウ”の格闘技による魂の救済がテーマ。第二部の“トーマ”(=救済者)編が終わり、20巻からは再び“リョウ”編が開始。
ストーリーはいいとして、この漫画との出会いは振り返っておかねばならない。不良・学園・格闘技ものは結構好きなんだが、さすがに『アクション』(今の『イブニング』で連載)はフォローしていない。そんな中、人科のミッチーと飲んでいた時、ムエタイの修業でタイから帰ってきた学生が持っていたのが『軍鶏』だった。飲み屋でページをめくると、手が震えた。さっそく次の日に販売中の全巻を購入。
そんな中、カシオ同士がウチに泊まりに来て、たまたま客室に置いてあった『軍鶏』を読んで、彼もはまったみたい。ちなみに彼は『軍鶏』を引っさげて、トリノの国際学会で発表し、自分の編著にも『軍鶏』に関する論文を寄せている。
しかし、第三部の“リョウ”編の後で、トーマと対決すんだよなぁ。まだ先は長いのぉ。

車の免許

学生は免許・資格取得に余念がない。
僕のもっているのは、運転免許とキャンプインストラクタの資格だ。学生はぎょっとするが、教員免許は、、、持っていない(正確に言うと、教育実習まで行ったんだが、地理学と教育原理とかいう科目6単位を落として取得できなかった)。
運転免許をとったのは20歳代後半。本気で山村研究をしようと思っていた時期で、調査に車が必要なので、免許を取りにいった。國學院生協で学割で一番高いコース(いつでも優先的に予約できるやつ)で申し込んだ。23万で年末の3週間で取得する予定だった。生協職員が「年齢×1万円くらいは考えておいて」と不気味なことを言っていた。
教習所には入所式というのがあって、10名位が集められていた。僕とおばはん1名以外はみんな高校生のような感じだった。高校生は、すぐにうち解けていたが、僕とおばはんが疎外され、しかもおばはん、やけに馴れ馴れしく、何となく嫌な予感がした。
聞いていたのと違って、僕にとって教科(講義)はけっこう面白かった。内容よりも、スライドや映画を使って、いかに受講生を退屈させないかというテクニックが、当時、非常勤で教えはじめていた僕にとっては学ぶところ大だった。問題は実技である。第一段階で早くもつっかえた。同期の高校生が二段階、三段階と進んでいるのに、徐々に取り残され感が募ってきた。おはばんは「弓山さーん、どう調子? だめぇ? そのうちさぁ、一緒にカラオケでもいこうよ」と誘ってくる。「お前と一緒にすんな、オレは3週間で修了すんだ」という言葉を飲み込みつつ、愛想笑いを浮かべていた。

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早起きの効能

「これは朝起き、これは正直、これは働きやで。」
 天理教祖・中山みきが高弟の飯降伊蔵の手に籾(もみ)を一粒ずつ乗せながら語られた言葉です(『天理教教祖伝逸話編』天理教道友社)。そして続けて、こう仰られたそうです。
「この三つを、しっかり握って、失わんようにせにゃいかんで。」
はじめて、この言葉に触れたとき、何とも言えない感動を覚えました。シンプルにして説得力がある。それ以来、僕は、この三つが実行できれば、だいたいのことは成し遂げられると確信しています。
まぁ、早起きできて、よく働いて、正直ならば、絶対、人生うまくいくはずですよね。いや、そう信じたい! 朝起き、働き、正直、いずれもふつーのことというのがいいんですが、いざ実行に移すとなると、かなり自己抑制なり、自己鍛錬が求められるでしょう。
近代日本の民衆宗教の多くは、こうした「日常生活」の徳目を最大限に生かして、人々からエネルギーを引き出した歴史的な意義がある、、、、と、こうした宗教を研究する学者は言っています。

早寝早起き

学生が寝られないという。
うーん、、、僕は、メールの送信時間やブログの書き込み時間が4時、5時ということがよくあることから、人に「いつ寝てんですかとか」と聞かれる。何のことはないその日のうちに寝て、だいたい5時には目が覚めている。要は早寝早起きなんだ。少なくとも6時にはパソコンの前に向かっている。
「歳だねぇ」ではない。こういう習慣は高校生の頃からあった。
実は中学生の頃から女子アナが好きで(というと変態みたいだけど)、高校生のころはNHKの頼近キャサリン美津子さんのファンだった。彼女がNHKの7時のニュースに登場して、そのうちそのニュースが6時台からの前倒しになって、彼女の姿を拝むために、6時頃には起きていた。早起きは、その習慣の名残だ。(その後、頼近さんが移籍、フジの鹿内社長と結婚、退職、死別、コンサートプランナーという人生をたどっていて、彼女、幸せなのかな〜って、時々、元ファンとして思う)
話は女子アナではなく、早起きの方ね。
その後、大学生になって飲む機会が多くなり、だいたい帰ったらすぐ寝て、朝、早く起きるという習慣に拍車がかかって今に至っている。子どもが小さいと、家で仕事ができるのは早朝だけだ。早起き習慣は確固たるものになった。
それと僕の早起きを支えているものが、もう一つある。それはまた次回に、、、ね

ブログの活用

ブログの利用者が急増して、20歳代女性では27.8%の利用率だという。朝日新聞の記事なんだけど、新聞読んでなくて、学生のブログで知った。
ホントかよ〜って感じがする反面。そういう時代になったんだと実感。私学の大学の連合体でIT関連の研究集会があって、その案内をみたが、恐ろしくさまざまな分野の発表が100件ある中、ブログ関連の発表が2つあった。確か昨年度はなかったような気がする。当然、大学教員も教育におけるブログの活用を考え始めているのだ。
ブログが日記やホームページとは違うのは、トラックバックやコメント機能があることがろうか。ここにホームページとはちがった広がり=コミュニティが生まれ、そこで更なる内省が進み、日記とは違った深まりができる、、、、はずだ。
ウチの学生たちも、僕の想像を遥かに超えて、ブログの活用にいそしんでいる。当初、全員は作れないんじゃないか、作っても更新できないんじゃないか、という心配があった。全くの杞憂だった。MySpinaviヘッドラインの上位はウチの学生たちによって常に占拠されている。内容だって、もらい泣きするようなものもある。
正直に言うと、学生が、ブログ面では、頑張るので、その方面(講義の後半はブログ関連にしている)では講義内容も変更しなければならないのよ。嬉しい悲鳴、、、でもある。

学生らしい夏休み

学生のブログを読んでいると、夏休みの計画が書き込まれ始めている。
当然、自分が学生の頃と過ごし方が違う。そりゃそうだ、、、20年前だものな。今の学生はキャンプだ、海外研修だ、友達と帰省だと、実に楽しそう、、、学生らしいなぁ。

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リクエスト科目

 大正大学には学生のリクエスト科目というのがあって、毎期2、3個の学生が企画、講師探し、運営に携わる講義がある。多分、こうした制度は大正独自のプログラムじゃないか。現在、中国茶やファイナンシャル・プランナーの講義が進行中。
 中国茶の講義のブログがあるというので、のぞいてみた。いや〜、、、頑張っているのぉ。自ら学び、その輪が広がっていくというのが、実に大学生らしい。
 僕は常々「大学から成績を廃止せよ」と言っているのだが、単位だ、成績だ、出席だというのは、自主的な学びを阻害する。つまり自主的な学びの下位にあるべきものが、目的になってしまうという悲劇がおきる。単位や成績や出席のために学ぶんじゃないものな。
 さて、中国茶講座だが、どうも試行錯誤しているみたいだな。ブログはその突破口になるのか? いろいろとお茶関連の業者の方も注目しているみたい。学びたい学生、教えたい先生、中国茶の習慣を広めたい業者さん、こうした講座の開講を認める大学、いずれもW&W(ウィンウィン)になれるといいね。