Archive for 2010年2月26日

『ポスト学生運動史 法大黒ヘル編・・・1985〜1994』

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友人の中川文人氏が『ポスト学生運動史 法大黒ヘル編・・・1985〜1994』(彩流社)を出して、刊行記念イベントが新宿のジュンク堂であったので顔を出す。どうせ閑古鳥がないているんだろうと高をくくって予約をしないで行ったら、40名の席が満員で、僕は補助席扱いであった。登壇者は鈴木邦男×中川文人×外山恒一といった面々。
中川氏の本の内容は、僕にとっては四半世紀も前のことだけど、まだ生々しく、なかなか感想を口にするのもはばかられる。トーク中、鈴木氏の「意外に活動家の毎日って楽しいんだよねと思った」、外山氏の「これから運動を始める人にとって勉強になる本」という評には、「フーン」(もちろん良い意味で)という新鮮な驚きがあった。
連赤後、学生運動は衰退みたいな言説が聞かれるが(僕も講義でよく言う)、貧困、環境、教育に関わっている若い人たちは、いっぱいいる。何年か前に元教え子から、「ボランティア先のリーダーが先生によろしくって言っていました」と連絡をくれたが、話を聞いてみると、なんと元教え子は赤軍○○革派の山谷闘争に関わっていたのだ! しかし彼女の中では「炊き出しのボランティア」という意識以外、右でも左でも上でも下でもない。こうした運動が健全なのか、また来た道を歩むのか、ダメなのか、よくわからないが、かかる冷戦終結後の「ポスト世代」からの読後感も聞きたいと思った。
あっ、会場で映画「A」の主人公に会った。調査でうかがった僕を覚えてくれてたみたい。

この間のB級グルメ(カレー篇)

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カレーが好きである。作るのも好きだが、外で食べるのも好きだ。日本料理としてのカレーも好きだが、インド風カレーも好きだ。
■ことぶき(広尾)写真左
聖心の非常勤のついでに食べ始め、ある時期から他の店には目もくれずこればっかり食べている。やや水っぽく、さらにキャベツをトッピングし、自家製スパイスを振りかけるので、余計にビチャビチャになるのだが、何とも言えなずクセになった。宗教学会のガルガンチュアことジャンボカサイは、辛すぎると評していたが、実にバランスのとれた、かつ後味のよい(=胃にもたれない)カレーだ。来年度も聖心を続投することになったので、お世話になります。
■HARATI DINING(西巣鴨)写真右
多分、今僕が足繁く通っている店。最近は店長から店の営業について相談を受けるので、店としても「常連」の域に達したと認めてくれたのかもしれない。昨年夏にひっそりと開店して、昼時も人がいないのが心配だ。こうしたインド風カレーの店が至る所にできているが、油が過剰だったり、粉が多かったりと、残念が店が多い中で、美味しくいただける安心店である。一度、夜に宴会で使ってみたい。

この間のB級グルメ(特筆篇)

■江戸っ子(亀有)
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文科省指定のモデル校の研究発表会に出かけ、吹きさらしの中、帰りのバスが遅れて30分近く待ち、自分自身ガソリンを入れないとエンジンが作動しない状態だったので、噂を頼りに入店。結果として、この間のベストの店であった。
何が凄いかというと小さな店なのに入店・着座に4つ形状がある。(1)表で立ち飲み、(2)店内で立ち飲み、(3)店内で椅子席、(4)未確認だが二階席。しかも(2)(4)と(3)とでは入り口が違う。僕は入店時に「座れますよ」と言われて相づちを打ったにもかかわらず、(2)の入り口から入ってしまい、入り直すのも恥ずかしいので、そのまま立って飲んだ。
見回してみると客はレモン水のような液体を飲んでいる。これが「ハイボール」。レモン酎ハイなのだろうけど、中に入っているレモンの切れ端の数で最後に何杯飲んだのか勘定をするので、間違ってもレモンを口に入れてはいけない。
モツ煮込みも焼き物もうまい。2本から焼いてくれるが、レバ軽焼きなど、特別な注文をすると5本からと言われた。見ていると表で立ち飲みも違うルールがあるようであるが、よく判らない。聞くのはちょっと気が引ける。
ルールというと店内に酔っぱらいや長居(30分以上)お断りみたいな張り紙があり、また上記のような独特なルールもあって、緊張感がある。基本はオヤジの恣意性に任せられているようだった。生肉系も充実していて、味付けも数種類から選べるようで、必ず再来を誓い、45分で店を出た。

この間のB級グルメ(オススメ篇)

最近、諸般の理由でB級グルメが更新できないでいましたが、ここに再開宣言とオススメの3軒を紹介します。
■初恋屋
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田端駅から東北新幹線のガードくぐってすぐ。同僚のタッキーが大変なお気に入りで、当店の布教師となっている。凄いのは魚系の量と質。1尾ものの刺身を頼むと軍艦が横に添えられて、なおかつアラが焼いて供される。刺身と寿司と焼き物の3種類が楽しめるという訳だ。カマ焼きや真っ黒な大根煮は信じられない大盛りである。酒の種類が少ないがやや難だが、、、オイ! イベ君、田端勤務の「国鉄」職員を誘っての飲み会の設定はどうなったんだ?
■斎藤酒場
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十条駅前、創業昭和3年の老舗居酒屋。開店1時間もすると満員である。何が美味しいとか、酒がうまいとか、そういう訳ではない。マグロぶつに、ポテトサラダに、串カツといった平凡な居酒屋メニューを淡々といただく。モノの本によると居心地(あっ、ビールもう1本いきたいなと思うと、さっと注文がくるような)がいいというが、まぁそういうことなんだろう。
■あつまり
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何ともネーミングがよくないが、自由が丘にある洋風立ち飲み屋。10名も入ると一杯なので一人で入るとお馴染みさんの会話を聞きながら飲むことになる。これが楽しいこともあれば、むかつくこともあり、難しいところ。これは店との相性によるところが大で、この日は早々に退散した。写真はスプマンテ、オードブル5点盛り、ポテトサラダ、煮卵。全体的にしょっぱかったな。

樫尾ゼミ

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2009年度は非常勤先のゼミの納会で幕を閉じた。一年間、在外研究の畏友・樫尾直樹のゼミの代行をさせてもらったが、実に有意義なものであった。
僕の学生時代もそうだったが、3・4年合同の学びの共同体が今も色濃く残っているのは、昨今の大学に学習も遊びも人間関係も期待しない、数人でちっちゃくまとまっているという傾向が強まる中で、かなり天然記念物的で驚きだった。ゼミを研究会と呼んだり、学生の代表をゼミ代と称したり、ゼミ選考の仕方、下級生への指導や引き継ぎなど、独自のジャーゴン、風習、伝統があって、比較大学論的にも興味深い体験だった。
自分がやっていることを堂々と「研究」と言い、みんながみんなそういう訳ではないだろうが、高い基準を自他に課し、ゼミを自主的に進めていく姿は感動的ですらあった。もちろん教員として、人として何度か苦言を呈さなければならない局面もあったが、知的で楽しい一年間を過ごさせてもらったというのが偽らざる気持ちである。
時間が金曜日の4限・5限ということもあって、ほぼ毎回飲みに行っただろうか。大学における飲み文化が急速に後退していくなかで、これもまた貴重な時間だった。「飲まなければ語れないというのは貧困な発想だ」みたいなピューリタン的正論を吐く人もいるが、やはり「飲んで語る」文化の豊かさを堪能したいもんだ。
写真は、アルバムとともにいただいたカップ。暖かくすると白くなって絵が浮き出てくる。大切に使わせてもらうよ。

「お受験」終了

娘の「お受験」が終わりました。4年生の夏休みから塾に通い、本気になったのは5年生の後半でしょうかね。
「えっ? 」てな場面もありましたが、お蔭をもちまして、希望する学校に受かることができました。どうもありがとうございました。