Archive for 2011年3月31日

救援物資の送付

大正大学が支援するNPO法人でもくらしぃの運営するコミュニティスペース大正さろんが、豊島区を通じて救援物資を地震被災地に送りました。今回は22日から受付をし、巣鴨・庚申塚地域の方々が提供してくださった物資のうち、東京都の物資品目に合うものを第一陣として搬出しました。救援物資をお持ちいただきました皆さま、また整理搬出のお手伝いをいただきましたMAMMA倶楽部のお母さま方、学生・院生諸君にお礼を申しあげます。
27日に東京都が、31日に豊島区が救援物資の受付を休止したため、今後は被災地と直接ルートを持つNPO法人などを通じて、必要とされるものを送っていきます。このあたりが日頃からの他団体との関係がモノを言うのだと痛感。
またこの日、大正大学の同好会のつみきとちゃぼとひよこの学生有志と大正さろん利用者が、都電・庚申塚駅そばで募金活動を展開。約1万5千円のご厚志が寄せられました。同時に庚申塚商栄会を通じて、飲食店を中心に上記学生の手作りの募金箱を設置させていただきました。

募金開始

大正大学が支援するNPO法人でもくらしぃの運営するコミュニティスペース大正さろんが、学生有志とさろん利用者の協力を得て都電の庚申塚駅そばで募金活動を開始しました。1時間ほどの街頭募金とさろんに直接持ち込まれたものとあわせて約3万円のご厚志が寄せられました。心より感謝申しあげます。義援金は東京都を通じて被災地の支援にあてされていただきます。また学生の発案で4月より庚申塚商栄会の飲食店を中心に募金箱を設置させていただく予定です。
考えてみると募金活動、僕ははじめての経験でした。昔は「カンパ」って言ったか。ポイントは次の3点だと気づきました。(1)交通の妨げにならず、かつ歩行者や募金者の安全を優先する(安全確保の担当者を置く)。(2)目の前に誰もいなくても、声を出し惜しみしない。(3)あまり大人数で行わない(3〜5名)。

東日本大震災と宗教者

『中外日報』より、去る2月19日に(財)国際宗教研究所主催の公開シンポジム「無縁社会と宗教者」関連の記事執筆依頼があり、このシンポジウムのコーディネータと司会をつとめた者として、記事をしたためることとなった。シンポジウムの意図や議論の意義について、書いている3月11日に東日本大震災が起きた。以下はその記事(未掲載)の抜粋である。
震災直後からシンポジウムの登壇者や参加者からメールが届くとともに、宗教者でもある彼/彼女らの活動をインターネットを通じて知ることとなった。当然、教団の後押しや組織活動への編成がなければ、個々の力はか細いものである。しかし彼/彼女らの活動は、むしろ教団外のNPOやNGOともつながっていた。阪神・淡路大震災の時より活動している被災地NGO恊働センターや路上生活者の支援を行ってきたNPO法人のワンファミリー仙台仙台夜まわりグループなどが、こうした活動の受け皿になっている。また教団枠を超えた宗教者が集う支縁のまちネットワークや島薗進東大教授を代表とする宗教者災害支援連絡会の活動も見逃せない。
こうした支援の形が、例えば阪神・淡路大震災の時のそれと大きく違うのは、教団の本部や支部単位ではなく、個々の有志がtwitterやfacebookといったウェブサイト上のソーシャルネットワークを活用しつつ、力を結集している点である。先の震災の直後に本財団が開催したシンポジウムが中牧弘允・対馬路人責任編集『阪神大震災と宗教』(東方出版)として刊行されているが、ステレオタイプの比較が許されれば、本書で扱われた宗教者の営みが主に教団によって組織されていたのに対して、上記のソーシャルネットワークで確認される動向は、個々の宗教者が自覚的に他教団の同志との連携や教団外のネットワークを模索しているという意味で対照的にも見える。
さらに、こうした宗教者の個々の動きを支援し、これと連帯を志す宗教研究者のネットワーク作りも生まれ、「教団、宗派、をこえて、思いを、願いを、祈りを、安否の情報を、救援の情報を、活動場所の情報を、義捐金情報を様々なもの共有できたら」という願いから、筆者の友人である稲場圭信(大阪大)・黒崎浩行(國學院大)・樫尾直樹(慶應大)・Keiko Grace Koboriがfacebookに宗教者災害救援ネットワークを開設している。
震災の夜、筆者は勤務先の大学に宿泊することとなった学生を激励した後、前述のコミュニティスペースに寄って家路についた。午前一時頃、同じように都電の線路を歩く人々が声をかけあいながら帰宅する様子に、また無料で提供された携帯電話の充電器を譲り合いながら使う人々の行列が印象的であった。こうした助け合いの心と支え合いの営みに、宗教者の叡智と行動とテクニックがどう共鳴していくのか、見守りたいと思う。

被災地への救援物資に関するお願い(大正さろん)

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                                2011年(平成23年)3月21日
巣鴨・庚申塚地域にお住まい
お勤め、通学の皆さま
             被災地への救援物資に関するお願い
                              NPO法人でもくらしぃ 大正さろん
                               東京都豊島区西巣鴨2-35-10
                               TEL/FAX:03-3918-0644
                               e-mail:taisho_salon〓ybb.ne.jp
                               (〓をアットマークに置換)
 私たち大正さろんは大正大学が支援するNPO法人でもくらしぃによって運営されている巣鴨・庚申塚地域のコミュニティスペースです。2005年(平成17年)より大学が有する知的及び学生や教職員といった人的財産を各種プロジェクトの実施によって地域社会に還元し、両者のさらなる発展を目指す観点から活動を展開してまいりました。この度、東日本大震災の発生にあたり、東京都を通じて救援物資を現地に送るべく活動を展開してきたいと考えています。
 さる3月11日におきた東日本大震災とそれにともなう福島原発の事故は、我が国に今までに経験したことのない被害を与えました。このため亡くなられた方の御霊に慎んで哀悼の意を表するとともに、私たちは被災に遭われた方、現地で救援にあたられている方の無事を心より祈念いたします。今、国内はもとより広範な国際社会から救援の手が差し伸べられています。数多くのことが求められていますが、私たちは東京都を通じて被災された地域に救援物資を送るべく、皆さまにご協力を呼びかけるものです。
 現在、東京都は別紙のとおりの物資の受付を行っています。しかしその募集単位は段ボール箱などのまとまったものが望まれ、ペットボトル1本、紙おむつ1袋でも供出したいという善意が届けづらい形となっています。まとまった単位での物資受付は、すぐにでも物資を現地に送るためにも仕方ないことで、むしろ各地域で人々の善意を束ね、協力していく体制が急務であると考えています。そのため私たちは別紙の物資に加え、梱包用の段ボール箱の募集を行い、これを分別して取りまとめ、定期的に東京都に送っていきます。大正さろんの開室時間(月〜金曜日/12時〜18時)にお持ちいただければ、義援金などの他の支援方法に関する情報提供も含め対応させていただきます。
 あわせて私たちは「学生出前定期便」として地域の高齢者の日常生活のサポートを行ってきた経緯から、これまでの利用者枠の拡大をはかり、安否の確認、計画停電やモノ不足にともなう生活上の困難に関する「御用聞き」を実施していきます。私たちにできることは限られていますが、ご要望がございましたら遠慮なくご来室・連絡ください。
 同時に私たちは、行動をともにする仲間を求めていますので、ご連絡をいただけますと幸いです。

4・13城北空襲追悼会のお知らせ

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過日、大正さろんで行った東京大空襲の企画の際に、いろいろとご指導をいただいた郷土史家の町会長さんより案内をいただきました。同日、大正さろんでも企画ならびに震災被災者への支援の取組を現在検討しています。

東京大空襲の記憶を語り継ぐ

東京大空襲のあった3月10日に、本学の支援するNPO法人でもくらしぃが運営する大正さろんで、戦争体験者の話をうかがう「見る聴く語るわたしの巣鴨〜東京大空襲」が行われました。
この企画は大正さろんに集う地域サークルMAMMA倶楽部が提案し、大正さろんと大正大学宗教学会との共催で運営。今回は従軍経験者と疎開経験者からのお話しがあり、あわせて参加者から空襲の惨状、当時の生活、大正大学や地域の様子などをお聞きすることとなりました。
参加者は地域の高齢者約30名を中心に中学生や本学大学院生、有識者など約50名で、近隣施設から椅子を借りてくるほどの盛会となり、地域の方々の当該企画への関心高さが示されます。また、4月13日の巣鴨を含む城北空襲に注目することの重要性、尾久では「尾久初空襲を忘れないコンサート」が一昨年から開催されていることなどがアピールされ、今後の継続性や広がりに弾みをつける企画となりました。

マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ

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マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ』(小学館)が刊行されました。僕の大正大学の講義「現代社会の倫理を考える」も2時間分収録されています。実際の講義は、映像による問題提起→学生たちの議論→教員による総括という3コマかけて一つのテーマを扱うのですが、今回は、その「議論」の部分だけが収録されました。対話型や双方向については、教員と学生という流れよりも学生同士のやりとりを重視していますが、こうした大学教育の改革に一石を投じる書籍に取り上げられたことを嬉しく思います(写真右は小笠原亜人矛撮影)。

見る聴く語るわたしの巣鴨〜東京大空襲

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小生が関わる大正さろん(大正大学が支援するNPO法人でもくらしぃが運営するコミュニティスペース)では、利用者(MAMMA倶楽部のお母さん方)からの提案で、東京大空襲から城北空襲、終戦記念日までの間、月1回程度、戦争と平和に関わる学習を継続し、体験者からの聞き取り、戦跡めぐり、慰霊・追悼を行っていきたいと考えています。共催は小生が会長をつとめる大正大学宗教学会。今回、その1回目のご案内をさせていただきます。

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