Archive for 2011年8月11日

地域の平和学習に貢献

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大正さろんで今年から戦争体験の勉強会をしているMamma倶楽部が終戦記念日にあわせて8月11日に平和学習・慰霊ツアーを行い、学部生2名、また慰霊や戦死の宗教的意味づけを研究している院生2名と小生が同行しました。まわったところは、九段の千鳥ケ淵戦没者墓苑(写真左上)、靖国神社・遊就館(写真右上)、昭和館、両国の横綱町公園・慰霊堂(写真左下)・復興記念館、浅草寺付近・境内の慰霊施設です。
実は両国の施設は小生もはじめて訪れるところでした。関東大震災と東京大空襲の慰霊や資料展示が同じろことにあり、現在、お盆行事とともに、東日本大震災で亡くなられた方の慰霊と戦没者慰霊とが同時に語られる今日この頃と重なりあい、大変勉強になりました。また宗教を研究する者として、こうした草の根の慰霊活動の関わることがきたことを貴重な体験であると考えています。

『進撃の巨人』5巻

新刊が出るたびに買っている数少ないコミック『進撃の巨人』の5巻が出た。突如として現れた巨人に喰われ、人類が幾重に張り巡らされた城壁の内部で絶滅を待つというストーリー。5巻を数えても巨人が何者なのか、大半が死滅したという人類がどのような生産様式を保持しているのか、ほぼ不明だが、かなり明確な世界観を持って書かれている(もちろん巨人はさまざまなメタファーなのだが)。正直な話、僕にとっては登場人物の区別が難しく、女性なのか男性なのか、エピソードが現在のことなのか、過去のことなのか、一読しただけではよく判らない点もあるが、、、、この5巻になって、これらがやや改善された(僕が絵に慣れてきた)ような気がする。また、この巻になって巨人と人間との関わりがほんの少し解明されている。まぁ、物語の完結にはほど遠いのは変わりないだろう。相変わらず壁画調の挿画が不気味さを一層引き立てているのが、大変よろしい。

パリに出張

かなり急なことでしたが、フランスのシンクタンクの招請で、パリに行ってきました。30日の朝にパリに入り、8月1日に震災後の高等教育などについて報告、意見交換をしてきました。留守中、同僚各位にはサポートを賜り、感謝申しあげます。
フランスでも震災のことは大きく取り上げられたようです。大学の講義開始延期や打ち切りについて話すと、あるドイツ人教員は驚いたようで「ちょっと翻訳していいですか」と、その場で友人にドイツ語で通訳してくれました。シンクタンクの方とは学位取得や学生気質など、多岐にわたり情報を交換しました。個人的に興味深かったのは「フランスでは学生がみんな映画館で映画を観る」という点。たまたま前期の講義の後半で2本の映画のラストを比較する講義をした際、ある大学の学生に「最近観た映画は?」を聞いたら、「観ていない」「観ない」という答えが多かったのに驚いたばかりだったからです。
短い時間を利用して、いくつかパリの宗教施設をまわりました。今回、はじめて知ったのは「不思議のメダイの聖堂」。1930年の聖母出現に由来し、メダルの頒布を行っています。多くの人がこのメダルを求めて聖堂を訪れ、深い祈りを捧げていたのが印象的でした。