イタリア日記(6)

アッシジの2日目。夜明け前に起きて、街を一周する。山の斜面にある街なので基本的には平坦なところは広場しかなく、あとは坂道か階段だ。ホテルに戻る頃、サン・フランチェスコ聖堂に朝日があたりはじめた。日曜日なので頻繁に鐘が鳴っているが、サン・フランチェスコ聖堂は午前中は観光客が入れないというので、ローマ時代の要塞であるロッカ・マジョーレに行く。ホテルから1時間位、坂道をあがる。道はどんどん狭くなり、幅が1メートルもない。木々でまわりもよくわからず、他に人もおらず、本当にこの道でいいんだろうかと心配になるが、ようやく到着。2つの塔が城壁でつながっていて、高い方の塔からはアッシジの街全体が見渡せる。

午後はサン・フランチェスコ聖堂。内部のフレスコ画は驚くほど剥がれているが、神癒、聖痕、十字軍との関わりなど、フランチェスコの生涯を描いた28枚をじっくり見て回った。昼食を近所のカフェでとり、そのまま山を降りてサン・ダミアーノ修道院に向かった。炎天下のなかを、(たぶん)あまり日本では見かけない果樹を左右に見ながら、降りていくと、フランチェスコが石を積み上げて修復したという修道院がある。装飾のほとんどない質素な礼拝所、屋根裏の集会所(写真)、井戸のある中庭などを見て回った。30名ほどの団体参拝と一緒になったが、とても静かで穏やかな空間である。全身に入れ墨をしている若者に修道女が熱心に話をしているのが印象的だった。

夜は、ウンブリア州の郷土料理。またもや野沢菜スパゲッティが登場。今回は、よーく味わったみてが、どうもフンギや野菜を砕いてクリームあえにしたもののようだ。メインは迷った末に「ハト」。日本でも、湖南料理で一回食べたことがあるが、確か美味しかったと思いだし、挑戦。意外に食べ応えがあった。鶏というより、猪や鹿といった獣に近い。味もまずまず。

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