8月15日

8月15日、、、いつも僕は何をしているんだろう。夏休みの一日に過ぎなかったのか。
人生ではじめて8月15日という日に靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑に赴いた。
学部が法政だったので、靖国は九段下や神保町にでる時に通るコース。しかし、8月15日に訪れたことはなかった。国会議員の参拝などがテレビで放映されるからいいやって気持ちがあったからだろうか。それとも民族派の方々と時間と場所を共にするのに抵抗があったからだろか、、、千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、新宗教の連合体が14日に集会を開くので、何度か一緒に参列したことがある。
しかし今日行ってみてよかった。テレビのモニターからは伝わってこないものを感じることができた。それは祈りのるつぼのエネルギーだ。誤解を恐れずに言うと、猥雑さといってもいい。家族の遺影を掲げて参拝している人、携帯電話で大声で怒鳴っているその筋の方、制服姿の女子高生、昔の兵隊さんの格好をしてワンカップを飲んでいる若者、唱歌をハーモニカで吹いているオジサン、黒服や特攻をビッときめてる民族派の一群、むき出しの拝外主義のアピールの横をアジア系の一行が歩を進めていた、、、こういったものを獲物をねらうかのようにテレビカメラや報道陣が取り囲む。
真剣な面持ちの方もいれば、ニヤニヤ、ヘラヘラした連中もいる。きちんとした身なりの人とスーツもまともに着られないのかよお前といった人が一緒に参拝している。一方、千鳥ヶ淵戦没者墓苑をお参りする人は少なかった。靖国から歩いて10分程度の、この慰霊の地を知らない人も多い。
左右関係なく8月15日に靖国と千鳥ヶ淵戦没者墓苑に来るといい。そこには祈りの多様性がある。これを純粋な祈りとそうでない祈りというように区別したくない。純粋で、猥雑で、ポリティカルなものを包含する多様性が、我々の祈りの現実なのだ。

5 comments

  1. 私達が出来ること。

    今日は終戦記念日です。
    60年が経ちました。
    私から見ても「早いなぁ」って思うのは良くないでしょうか・・・?
    実際10年前に「戦後50年」と報道されていたのには覚えがあるし・・・。あっという間な感じが…

  2. ともえ☆ より:

    トラックバックありがとうございました!!
    正直、千鳥ヶ淵戦没者墓苑はジョブ子のブログで初めて知りました。そして先生の日記を読んで、興味を持ちました!!
    今年は60年の節目なので、更に人がたくさんいたのでしょうか?実際に行って、その多様性を見てみたいと思いました。

  3. いいことというね より:

    純粋で、猥雑で、ポリティカルなものを包含する多様性が、我々の祈りの現実なのだ。
    とうのには、感慨深いものがあった。

  4. 千鳥ヶ淵戦没者墓苑

    みなさんは、「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」を知っていますか?
    ここ「千鳥ケ淵戦没者墓苑」というのは、
    戦争において海外で亡くなられた戦没者の遺骨を埋葬してある墓苑。
    戦後、たくさんの遺骨が日本に持ち帰…

  5. @ジョブ より:

    私にもトラックバックありがとうございます。
    戦争に関係の深い、同じ8月の日でも、、やはり「8月15日」に行ってみるといいのですね。お参りはしていても、終戦記念日はニュースでしかその様子を見たことがなかったので。
    もう15日は過ぎてしまいましたが、、
    先生が前におっしゃっていた春日の戦没者墓苑へ行こうと思います。

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