マニュアル

講義が始まって2週間目である。
学生もそうかもしれないが、教員も結構、身体と頭が講義モードになれるのに時間がかかる。
講義は全て、学生のグループ活動・発表を中心に組み立てられている。こうした方式は10年ほど前に気づいて、僕の中では当たり前になっている。
グループ活動といっても、教師も大変だ。最初は暗中模索だった。やがてノウハウが蓄積されて、学生に配布するマニュアルめいたものもできてきた。
任期制の専任講師になった頃(90年代末)、教授法に関する本を読んだり、他の教員と意見交換したりすると、こうしたマニュアルがあると効果があがるという。確かに学生もマニュアルがあると、ある程度、きちんとやる。
ただ、、、最近感じることは、マニュアルがあると、学生がマニュアル以上のことをやらないということだ。マニュアルの項目を一個一個バラバラとこなし、マニュアルを通して目指されているものに、なかなか到達しない。
例えば、このように発表してみようマニュアルを示すと、確かに参考文献を読む学生、ネット検索をする学生などが選出され、それなりの発表になる。しかしそこ止まり。他のツールを探るとか、マニュアルにないような工夫をしてみようとかということがない。マニュアルの各項目が断片的にこなされて、統一感というか、高まっていく感じがない。
僕としては、当然物足りない。だがマニュアルがないと、こちらの意図・指示が伝わらなくなっているのも事実だ。本当に伝わらない。
何だかネガティブだなぁ。

4 comments

  1. こうちゃ より:

    自分の前のバイト先は細かいところまでマニュアル化されてました。
    でもほとんどの従業員がいわゆる“マニュアル人間”になることなく、マニュアルはいい使い方されてたように感じます。
    しかし、やはりマニュアル以上の事はやらない人も一部いて、困ることもありました。
    今のバイト先にはマニュアルがほとんどありません。新しいことはすべて口頭で教え教えられ、メモりメモらせます。
    マニュアルが無いと、教える人によって言ってることが違ってくることもしばしば…これもまた結構困ります。
    結局のところどっちがいいのか今でもわかりません。正直難しいです。
    先生のおっしゃるマニュアルと、バイトのマニュアルは意味が違いそうですが…長々すいません。

  2. ともえ☆ より:

    確かに、マニュアル通りにやるorそれを反映させ、自分で調べたりして知識を深めることは、3年間の大学生活でだいぶ力が付いてきたように思えます。
    しかし、それ以上のこととなると、自信を持って出来るとは言い切れませんね・・・(^_^;)私自身、昔からなんですが創意工夫力がない気がしてなりません。いつも自分の考えもありきたりだなぁと思ってしまうことが多々あります。
    豊かな創造力や表現力を付けたいものです・・・それにはやっぱり多方面において物事を捉えることが大事なんだとは思いますが・・・うーん(>_<)

  3. 弓山達也 より:

    要は受講者のクリエイティビティとイマジネーションを喚起するマニュアル作りやね。
    または、受講生が自らマニュアルを作るための工夫が必要ってことだね。

  4. sanyou2 より:

     僕は正直、もうグループ活動は、限られた学生以外無理なような気がします。
     そういう意味ではマニュアルがないとどうしようもない部分があるのではないでしょうか?
     僕の場合、マニュアルにそってやることもままなりませんが、めちゃくちゃ自由にグループ活動、発表をやりたい今日この頃です。

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