廃車、、、

マイカーを廃車にした。
ホンダのビガー91年型だ。95年に親戚から数十万で引き取ったものだ。自分で陸運局に行って、ナンバーの書き換えをやった。最初の遠出は地下鉄サリン事件直後の上九一色村だった。
毎月の駐車場代、車検に保険、、、、しかし乗るのは月に1、2回。下手をするとバッテリーを充電するために車を走らせている感もある。維持費や年式を考えると廃車するのが一番だった。
車には80年代末から乗っているものの、僕はそんなに車に入れあげない方だ。しかし廃車にする時には涙が出そうになった。


バッテリーが上がっているからJAFを呼ぶ。「ありゃー、、、もうだめかも」みたいなことを言われて電源をつなぐ。エンジンをかけるがウンともスンともいわない。室内灯も消えているのでバッテリーは、もうダメかも。
二回目。何とかエンジンが動いた。しかしバッテリーの電圧だか、電流の具合は不安定だ。2人で10分近く計器を見守った。何だか心臓蘇生をしている救命隊員のようなだ。ようやくバッテリーが安定してきた。
「生き返りましたねぇ」とJAFの人は嬉しそうだ。「実は、これから廃車するですよ」と僕。「え〜、、、エンジンもキレイなのに。しかしこんだけ乗ってないんだから、仕方ないか、、、」とJAF。
エンジンやバッテリーに負担をかけないように慎重に運転をしてディーラーに車を持ち込む。廃車手続き自体は30分程度で終わった。最後に積んでいる荷物の再確認。ドライブに行った時の高速の領収証やら、ちらしの類なんかは、そのままだ。もう使わない子どもオモチャも積んだまま。これで海で遊んだんだっけ。自分の子どもと車とがダブって見えてくる。
ドアをばたんと閉めて。もう一度、車の全体を見る。ワイパーはさび付き、バンパーは傷だらけ。「乗ると、なかなかいいんですよね」とディーラー。寒い東池袋。自宅に歩いて戻った。

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