韓日大学共同セミナーin釜山(6)

帰国の朝だ。女子学生の部屋には、韓国人学生も泊まったようで、彼女ら2名と空港に向かう。空港に着くと10名ほどの韓国人学生が見送りに来ていた。日本人学生と別れがたく、抱き合い、がっちりと握手している。誰が配ったのか判らないが、革製のミサンガを全員が手にしており、日韓の友情を確かめあうように、互いに結びあっている。日本側からは、見送りに来てくれた学生全員に似顔絵とメッセージの紙が手渡されていた。思わずもらい泣きしそうになるが、一応、引率の僕は、潮時を見計らう役割。みんなにジュースをおごって、文字通り「水を差して」ゲートに向かうように促す。
学生を韓国に連れて行った3年目。毎年見られる感動的な光景だ。僕らの世代は日韓というと、肩肘張ってしまうが、こうした感動的な光景を、さらにとやってのけてしまう彼女ら/彼らが羨ましい気もする。釜山という韓国の地方都市の暖かい人情のなせるわざなのかもしれない。ウチの学生が前期、留学生として来た彼女ら/彼らと築いてきた友情ゆえかもしれない。いずれにせよ、来年以降も、この交流は続けていきたい。そして、言葉の面でいつも甘えてしまっている我々が、今度は堂々とハングルを使い、彼女ら/彼らの土俵に入っていきたいとも思う。
学生の感想をいくつかあげてみると、「チマチョゴリを着たり(写真)、家庭料理をいただいたりと、とても貴重な体験ができました」「外国って少しの間行くだけでも帰国後の感覚に色々と影響があるもんだ」「国を越えて大切な友人ができました」「色々な人のおかげでたくさんの思い出を作ることができました」など、再会を喜び、新たな出会いに感動し、日韓の友情を大きく育むこととなった数日間であった。

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