「旅は情け」とはよく言ったもんだ

疲れもとれてドレスデンからプラハ行きの特急に乗る。一本前の電車がクラシックなもので多くの「鉄ちゃん」が写真を撮っていた。「オタク文化」に国境はない。
特急が出発すると、すぐにパスポートチェックがあった。新米を引き連れた強面の係員だ。
係員「で、どうなっての?」
弓山「え〜あの〜、、ブダペストに行くんで、、、」
係員「どっからドイツに入ったって聞いてんだよ?」
弓山「ライプチヒです」
係員「じゃぁパスポートに何でその記載がないんだよ?」
弓山「え、あの、その、、、」
新品のパスポートを見ると、確かに成田出国の検印しかない。さてどるなる?


しかし、どうやって入国したんだっけ? まさか機内で飲みすぎで検印をすっとばしたとか?
周りの人がやりとりを聞いて、身を乗り出してドイツ語やチェコ語(多分)で、いろいろ心配してくれている。ようやく航空券を見せればいいということになり、鞄の中から取り出す。
係員「あっ、ウィーン経由か!」
その後、新米に「ウィーン空港からシェンゲン協定加盟諸国に行くばあいはだ、、、」とレクチャーが始まり、どうやら検印そのものが省略されているようで、事なきを得た。
いろいろとアドバイスをくれた前に座っていた女性が、「あなた、もしかして学会に出てた?」と、何とSISR参加者だった。しかも彼女、2年前のIAHR東京大会にも来ていて、僕がコーディネートした真如苑・高尾山ツアーにも参加いた人だった。共通の知り合いも何人もいた。
ということで、スロバキア人で国家と宗教という、なかなかハードなテーマをやっているミカエルと話が盛り上がり、隣のチェコ人のお爺ちゃんも「じゃぁ、わしの家族の作ったサンドウィッチでも食べながら」と楽しい2時間を過ごした。
プラハ駅に着く直前に、その駅が僕が行こうと思っていたメインの駅ではないことが判明。お爺ちゃんとミカエルがチェコ語で協議した結果、初めのプラハで地下鉄に乗り換えてメインの駅まで行くのは難しいということで、ミカエルが地下鉄代を出し、お爺ちゃんが僕を連れていくこととなった。
「旅は情け」というが、何とも申し訳なく、嬉しいことである。ということで無事にプラハに到着。

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