学生と飲むといふこと

樫尾大兄が、一時期ご無沙汰になっていた学生との定期的飲み会を再開したとブログ(改心1改心2)に書いていた。伝えたいメッセージがわき上がってきたんだろう。素晴らしいことだ。
僕は数年前から積極的には学生と飲まなくなった。正確に言うと、新歓的なものや、追いコン的なもの、ゼミだから飲むとか、年末だから飲むとか、そういう感じでは自分からはあまり働きかけなくなった。飲酒に対する世間的な目や歳もあるかもしれないが、外的な状況よりも、モティべーションとして、こだわらなくなった。
3、4年前に相次いで飲み会の際に「これって強制ですか」「何時までいればいいですか」とかいう発言が出るようになり、よく見ると、参加者も楽しそうでないようだった。飲酒に限らず全員で何かをやるというのが難しくなっている。何かイベントがあって、さあ打ち上げでもと思ったら数名ということもあったんで、「もういいかな」という気持ちがある。だからゼミ単位・講義単位の飲み会は、学生が言い出さない限り、ほとんど開いていない。案の定、本務校でも、演習を担当している非常勤先でもピタリと宴会はなくなった。
ただ飲んでない訳ではない。前期の院生の講義は7限だったが、毎回例外なく8〜9限が展開されていた。そこには受講者だけでなく、モグリや留学生や卒業生が集まってきて、実に楽しかった。秋からの非常勤先でも何だか飲み会が恒例化しつつあるようだ。一緒に学習して、それを肴に飲みながら学問や人生について語ることは貴重だ。同じ関心を持った者が、同じ時空を共有できるなんて、この相対化された世の中において、奇跡に近いんじゃないかと思う。
その意味で学生との飲み会を再開した樫尾同志と彼の偉大な企てに参画する学生たちにエールを送りたい。同志にならって胸襟を開く時がきたのか、「もういいかな」を続けるか、、、ちょっと迷うところである。

5 comments

  1. 中やん より:

    まだまだだったかもしれませんが、大学(というよりは学科でしょうか)や先生たちと積極的に関わってきた自分としては、もったいない気がします。
    最初から面倒だと思ってるから飲み会が楽しくないんですよね。
    言わずもがな、自分は日本へ帰ったら弓山先生とも樫尾先生ともご一緒したいです!

  2. 弓山達也 より:

    そうだね。あんどんで待ってるよ。
    そういえば君はNCCの飲み会なんかに押しかけてきたり、キンちゃんの卒論ゼミで飲み会の幹事をやっていたからねぇ。卒論の中間報告会で昼飲みに誘ったら、来たのは前期2名、後期0名だったよ。昼から蕎麦屋で日本酒を傾けることが、大人として重要だということを伝えたかったんだけどね。そんなんで「もういいかな」という感じ。

  3. 樫尾直樹 より:

    エールをいただいて、うれしい
    ありがとう
    胸襟を開くのにはちょっとしたきっかけとかあるしつらえが必要なのかなって思うけど、僕としては閉じていた自分がなんか子どもっぽく見えたのと、じっさい自分がうしろむきになっているとか、あとはもうひとつ飲み会が面白くなくなった(表向きにいうことと人間的に失礼になってしまう)事情があってですね、このことがある人のアドバイスで自分の中で解決したから、という理由があるんだよねえ〜
    時が熟することが必要なのかな、と。
    だから、弓ちゃんも迷うことなく、待てばいいのではないかと思う。

  4. 弓山達也 より:

    なるほどね。
    では次回にでも毎回講義後に質問・コメントに来るヤツでも誘うかな。

  5. すーぱーにおもしろかったです

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