流しの講師 非常勤ブルース

本日の朝日新聞朝刊を広げると、どっかで見た顔が。
「流しの講師 非常勤ブルース」
佐藤壮広氏だ。院生の頃から知っていて、財団の研究員仲間で、ある時期は歩いて数分の「ご近所」だった。ここ何年かは僕の本務校にも非常勤で来ていただいている。最近、ブルースの流しをしていることは知っていたし、一度は僕の留学生イベントにも応援していただいたこともある。こうして大新聞に記事になると感慨深い。
僕も「非常勤」生活は短い方ではない。91年に院生生活が終わり、幸いにも同時に卒業した学部で非常勤を一コマいただくことができた。その後、、非常勤の数は増えたが、98年に任期制講師になるまで7年間は非常勤、01年までは任期制の不安定な位置にいた。この間、公募に出した書類は50までは覚えていたが、そのうち数えるのをやめた。応募しても返事のない大学、できレースの審査、不透明な人事など、愉快でないこともあったが、何とかお蔭さまで今の職を得た。
「好きなことやってて金貰えるんですから文句ないですよ」という同僚に頷いたこと、不思議とゼミの非常勤をいただき真剣に学生と向き合ったこと、「業績は目方だ」と言われて論文を量産したこと、「邪教の研究してるんですね」とイヤミを散々言われならがも一コマにしがみついたこと、一定の業績をあげねばもうダメなところに追い込まれたこと、、、佐藤さんの記事を読んでいて、自分の20年近くを振り返ることができた。
佐藤さん、ありがとう。初心にかえることができたような気がするよ。君のブルースが聞こえてくるようだ。願わくば、朝日の記事が佐藤さんの未来に光さしますよう心より祈念します。

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