お遍路に来ています

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四国遍路に来ている。正確に言うと遍路の調査なのであるが、浄土寺・繁多寺・石手寺を歩いてみる。お遍路道を歩いたのは初めてではないが、こうして白衣を着て金剛杖を持っては初めてである。凡庸な言い方になるが、見えないものが見えてくるのに驚かされる。
(1)いったい何人の方に話しかけられただろう。接待所の元ヒッピーの方には整体をしていただいた。聞かずとも道を教えてくれた方は数限りない。道に迷って彷徨い込んだ果樹園の方にはミカンをいただいた。一人歩くことの内省もあるが、むしろ人とのつながりを強く感じる。(2)白衣を着ると身が引き締まる。造り酒屋(久米の井)の横を通っても酒を飲もうというような気にならないし、ラーメン店やコンビニに入るのも何だか躊躇われる(実際はコンビニにはお遍路グッズが売られているようだが)。不思議なものだ。金剛杖は御大師さんの化身だからと教えられ、立ち入る場所に気を遣うようになる。実際、お遍路を終えて少し時間があったので大街道(松山の繁華街)に行ったのだが、すごく居づらかった。(3)接待所の方が言われた「地図を持たない方がいいですよ。地図を周りが持つと見えなくなるから」は極めて含蓄のある言葉である。

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