「アマルフィ 女神の報酬」ストーリー破綻

決して退屈な訳でもないし、けっこうハラハラ・ドキドキなんだけど、今、見終わって数時間経って、これを書くにもストーリーが思い出せないんだよね。以下、ネタバレ。


(1)アマルフィって?
タイトルにもなっているから、このイタリアの観光地が重要なんだけど、結局は犯人の「時間稼ぎ」に過ぎない無駄な滞在地だったんだよね。ちょっと恥ずかしくって聞けないんだけど「女神の報酬」って何?
(2)結局、焦点はどこ?
テロリストの藤井の目的は「奥さんの無念を晴らす」ことだったようだ。テロの大義はないのね。となると矢上との疑似恋愛みないな関係や犯人グループの女性戦士との微妙な関係は何だったんだろうね。通常なら大義をとるか恋愛をとるかで葛藤が生じるんだろうけど、このテロリスト、結局は私憤だったんだね。
(3)矢上の最後の一言
テロのお先棒を担がされる(実際、担いじゃったんだけど)ところ救われ、そして愛娘の命を助けてもらった矢上。恩人の黒田に日本の住所を渡そうとするけど、黒田は「日本には当分帰らないから」と受け取らない。矢上は「そう言うと思った」とニッコリ。気がついたら黒田はいない。おいおい、それで終わりかよ。国際テロリストになることろを助けてもらったんだぜ。娘の命の恩人だんだぜ。黒田を探せよ。ちゃんとお礼しろよ〜!
(4)懲りすぎ?
テロリストはご丁寧も、誘拐をあえて監視カメラの前で行い、その偽装を行う。そのために警備会社に何年も前から仲間を送り込んでおく周到さだ。で、あえてトリックの片鱗を残し、捜査員が気づくようにし向け、捜査員は警備会社に乗り込んでいくのを計算して、その直前に被害者の矢上を仲間に引き入れ、警備会社で銃を抜かせる。だったら、すでに警備会社に仲間がいるんだから、彼らに銃を抜かせりゃ良かったんじゃない?
まぁ、トム・クルーズとかアンジェリーナ・ジョリーとかが演じたら、多少のことには目をつぶることができたんだろうけど、矢上役の天海祐希がいけないね。最後の盛り上がりの喧噪のなかで「生きて罪を償って」みたいなことを藤井に告げるように黒田に託すんだけど、ありゃ何だったんだろうね。言っても言わなくてもいいような台詞、、、、
あと黒田は「外交官特権」とやらで身代金10万ユーロを調達しちゃうんだけど、どこから持ってきたんでしょうかね。映画ではけっこう部下の安達に携帯で指示出す場面が出てくるんだけど、金の調達シーンはなかったですね。で、あの身代金はどうなっちゃんでしょうか? 警備会社に置いてきたというのが僕の考えですが、、、それにしても矢上はバックを引ったくられてもいいように不用意に持ちすぎ。

One comment

  1. さとじゅん より:

    佐藤も見ました。
    タイトルにアマルフィを付けることの必然性、
    「女神の報酬」が何だったのか、有名な
    サラ・ブライトマンさんが何だったのか、
    前半の大風呂敷を広げておいて、犯行の理由は
    それかいという突っ込みがたくさんできそうな
    気がしました。
    弓山先生がご覧になったのかわかりませんが、
    『相棒』の映画版の犯行の理由もやっぱり
    私憤であったので、今の時代、日本の中では
    テロらしいテロというのは映画として描きにくい
    のかなぁ、という思いもあります。
    >日本には当分帰らないから
    おそらくフジテレビとしては次回作に含みを
    持たせた感じにしたかったんでしょうけれども、
    次回作があっても見たいとは思えません。

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