大学のコース制と企業のグループ制

何年か前から年賀状の差出人欄に○○部○○課(○○グループ)と書かれているものが現れた。その企業に特有な部署表記なんだろうと思っていたら、いただく名刺に同様なグループ制が目立ってきた。年末恒例となった高校の柔道部の同期会(僕はほんの一時期柔道部だった)で、やはり企業勤めの友人がグループ云々というので、それが何だか聞いてみた(ちなみに友人はバブル期に就職しているので、みんな垂涎ものの一流企業勤め)。
何でも業務が複雑化・多様化・流動化していると、かつてのように部署にあてがわれた仕事だけやっていればいいとう訳にいかず、しかし新しい業務ごとに部署を作っていると、どんどん従業員が増えてしまう。一人が、いくつもの部署に属して複数の業務を中短期間に関わるには、所属と並んでグループ制を用いると、そのグループはいつでも統廃合できる。
ああ、そういうことか、、、大学でいうとコース制がそれにあたる。かつては○○学部○○学科○○専攻しかなかった。せいぜい専攻のサブカテゴリーとして○○コースというのがあったが、今の大学改革の中でおきているコース制は、少し違う。時代にあった(というと聞こえがいいが、高校生受けする)コースを新設し、ダメなのをつぶしていく。その度に教員の異動・新任・退任をしていては大変。だから教員の所属は学部学科で、教育をコース制にするという二枚看板なのだ。
勤務校は昨年度からコース制になった、まだ新設はあるものの、閉鎖となったコースはない。当然、統廃合するには混乱がつきものであろう。ただ混乱を恐れては改革はできない、、、そして、その混乱の多くは学生に負担を強いるものであるが、それとても教職員側のフォローとサポートがちゃんとしてれば済むことだ、、、むしろより上質な学習・教育・教育内容を提供するためにコース制を活用すべきじゃないかと、、、今までコース制に冷ややかだったが、企業勤めの友人の話を聞いて、妙に納得した。

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