「オフサイド・ガールズ」を観た

null
劇場映画を見せながら宗教について考える講義をしてみようと、ちょっと悩んでいる。
イスラムをどうしようかと思いつつ観たのが、これ。宣伝では「今、この少女(?)たちから目が離せない」みたいな、青春映画のノリだったが、なかなかどうして野太い社会派作品だった。ストーリーはいたって単純で、女性のサッカー観戦を禁じているイランで、ワールドカップ出場をかけた一戦で逮捕された6名の女性と監視の兵士の話。舞台のほとんどはサッカー競技場に設えられた10メートル四方の拘留スペースとその周辺、そしてトイレとバス。青空拘留だから密室ではないが、密室劇といっていい。挿入曲も効果音もなく、ドキュメンタリー手法をとっている。
イスラムを知るにふさわしいかどうかは疑問だが、現代イランを知る上では興味深い作品というか、映画としても、とても佳いものを観たという実感。素人を起用するなど、リアリズムが追求され、さすがベルリン映画祭銀熊賞(審査員特別賞)作品!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*