ゼミで地域イベント「和カフェ」

私のゼミ(大正大学NCCプロジェクト研究)は、今年度から教室を出て、大学が支援するNPO法人の運営するコミュニティスペースである大正さろんで研究・実践を展開している。その成果の第一弾「日本の和で世界の輪」をテーマとしたコミュニティカフェが10月2日・3日に開催された。これは地域の多文化共生に寄与しようというもので、外国籍の方に浴衣を着てもらい、お団子を食べながら日本文化や自国の文化について語り合うというもの。
学生は事前に他のコミュニティカフェを調べてテーマを絞り、着付けや団子作りを習得し、この日に臨んだ。参加者はスタッフ4名を含め両日でのべ36名(外国籍15名)と盛況。地域の人々も、大正さろんをのぞき込み、興味を示していた。もちろん参加者にも大いに満足していただいた。
大正さろんで活動するようになって強く感じることだが、学生が自主的に動くようになった。他の教員とも話しているが、やはり「さろん効果」なのだろう。教室だと教員がいて、時間が来て始まり、チャイムがなって終わり。さろんだと、教員よりも偉そうにしている(実際偉いのだが)地域の方や、子どもやお年寄りがいて、学生が決してお客さんでいられない。そんな中で複数の視線にさらされながら時間に関係なく話し合い、学ぶということは、時には居心地の悪さを感じることもあるだろう。しかし時間切れや学生(教室におけるお客さん=客体)という退路を断ち、逃げ隠れできない環境に身を置くことで、教室ではあり得ない決断力・行動力が身についたといえよう。
今後、地域の方(主に中学生)とのライブ(11月3日の銀杏祭=大正大学学祭)、国際結婚(11月20日)や宗教・価値観(日時未定)に関するカフェの企画もあり、11月20日の「コミュニティカフェ大集合」(パネル/シンポジウム)での報告もある。私を含め息切れしつつある向きも否めないが、学生と地域の連携の中から生み出される新しい学びの姿に立ち会っている喜びの方が、はるかに大きい。
(当日の写真は大正大学のサイト大正さろんのブログにもあります。)

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