『黒板とワイン―もう一つの学びの場「三田の家」』

『黒板とワイン」という、メインタイトルだけだと一風変わった題名の本が出版され、パーティがあった。前日からの合宿で夜・深夜・朝・昼とやや飲み過ぎたのと、当初の予定よりも早く会場に着きそうなので、新橋でサウナに入って身を整えてから三田の会場へ。
本書は慶應義塾大が地域にコミュニティスペース“三田の家”を建設し、その4年間の記録となっている。現在、僕が同じようなコミュニティスペース“大正さろん”に毎週火曜日に詰めているのは、慶應の坂倉杏介さんにアートミーツケア学会で“さろん”の話をしてと依頼を受けて、また岡原正幸さんがゼミ、講義、大学院を徐々に“三田の家”で開講していったというの(多分、試行錯誤)をウェブサイトで読んで、最終的に「一気にできなくてもいいいんだ、じゃぁ、オレもやってみよう」と(勝手に)決意したという経緯がある(“さろん”の運営委員会で岡原さんの文書を回覧したりもした)。
本書を読むと大学の新しい〈もう一つの〉学びや知のあり方の模索や可能性を知ることができる。来年度のゼミのテキストかな。ただ題名といい、語り口といい、ややスノッブで、誰を読み手に書いたのかなという気もしなくもないが(多分、同業者なのだろう)、繰り出されるアイディアや実践の豊かさ・力強さに圧倒される。もっともパーティで次々に語られるスタッフの苦労話に接すると「何だ同じ課題を抱えているのか」という思いもした。
秋以降、実は同様の本を作ることを考えていた矢先の出版パーティで、「きっと他も本を出すだろうから、この時期を逃すまいと思った」というような坂倉さんの挨拶に「先を越されたか」感も否めないが、たぶん、ウチだったら、かなり別の本になるだろうなとも。題名は『模造紙と日本酒』か? 帰り際に坂倉さんから「大正さんは、うちより1年先輩なんですから頑張ってくださいよ」とも言われ(“三田の家”の前年に“大正さろん”はできている)、なんとも恥ずかしいやら嬉しいやら。
まずはご出版を心よりお祝いしたい!

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