35年ぶりに読む「赤目」

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先日もブログに書いたように35年ぶりに白土三平の「赤目」を読むこととなった。ストーリーは食物連鎖を利用して宗教的農民一揆を組織する僧侶の「赤目さま」教団の話。中学校2年生の時も気になったのは、僧侶の弟子が「赤目さま」教団のカラクリを知っていながら僧侶を尊崇している点。今、読み直すとマインドコントロールの一端がここに示されているような気がする。「20世紀少年」にも似たようなエピソード(トモダチ教団のインチキを演出するメンバーが自分のインチキに感涙する)がある。「ヘンだな」とか、「あり得ないじゃん」と思いつつも、自分が喧伝したり、奔走したりすることによって、疑念はいとも簡単に消え失せ、行為の対象を崇拝するに至る。有り難いから手を合わせるのはなく、手を合わせるから有り難くなる。まぁ、マインドコントロールではなくても、宗教や恋愛ではよく起きることだと思う。

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